小児神経症は、自律神経機能と精神面が未発達である子供に生じる夜泣き・憤怒痙攣・息止め発作・ひきつけ・てんかん・チックなどといった症状を呈する小児疾患で、その原因には遺伝子異常などにより発症する先天性のものと、脳外傷・脳炎・脳腫瘍・脳梗塞などを起因とする後天性のものがあります。
鍼灸治療は「小児神経症」の症状である夜泣き・憤怒痙攣・息止め発作・ひきつけ・てんかん・チックなどに対し、精神安定作用・自律神経調節作用・脳血流調節作用・痙攣抑止作用・鎮静作用などを用いて、不安や恐怖、また怒りや悲しみなどによる極端な感情爆発や身体症状を抑止・軽減することにより、心身の平常な状態を子供に保たせることができるのです。