夜尿症は、俗に「おねしょ」とも言われ、5歳を超えても1ヶ月に1回以上の頻度で夜間睡眠中に尿失禁が生じる疾患で、主に3ヵ月以上続くものを指します。
原因により、膀胱容量は正常であるものの一晩の尿量が多い「夜間多尿型」、膀胱の機能が未成熟である「膀胱型」、それら2つのタイプが合併した「混合型」という3つのタイプに分かれます。
また夜尿症は子供だけが発症する疾患ではなく、大人にも起こります。
原因は、加齢・睡眠障害・自律神経失調・ほかの疾患によるものなどがあり、大人も治療を必要とします。
鍼灸治療は「夜尿症」の症状である夜間の尿失禁に対し、排尿障害改善作用・膀胱運動抑制作用・自律神経調節作用・老化防止作用などを用いて夜尿の頻度を減らし、覚醒時にのみ排尿ができるよう調整していくのです。