社交不安障害(社交不安症)

社交不安障害(社交不安症)とは

社交不安障害(社交不安症)は、会議や発表など人前で注目が集まる状況において、強い不安や恐怖、また極度の緊張などにより、発汗・ふるえ・赤面・動悸・めまい・吃音・息苦しさ・口の乾き・声が出ない・筋緊張・下痢・吐き気・腹痛・尿意頻回・書痙などの症状が現れ、スピーチ恐怖・会食恐怖・電話恐怖・視線恐怖・赤面恐怖・発汗恐怖・振戦恐怖・腹鳴恐怖・排尿恐怖・自己臭恐怖などに陥る精神疾患です。

症状が進むと次第にそうした場面を避けるようになり、社会生活や日常生活に支障が出てしまうとともに、慢性化するとより一層重篤な状態となり、ひきこもりや不登校など、人生に多大な影響を与える恐ろしい病気なのです。

発症は学童期や思春期など、10代半ばくらいの比較的早い年齢が多く、原因はセロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどといった神経伝達物質の分泌異常に伴うものであると推測されています。

鍼灸治療による社交不安障害(社交不安症)に対するアプローチ

鍼灸治療は、精神や情動に関与する脳内神経物質であるセロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンなどを分泌させる作用があるとともに、自律神経調節作用・精神安定作用・発汗調節作用・筋緊張緩和作用・腸蠕動運動調整機能などの作用も有するため「社交不安障害(社交不安症)」の症状である過緊張・筋緊張・不安・動悸・発汗・赤面・ふるえ・めまい・口の乾き・息苦しさ・下痢・吐き気・腹痛・尿意頻回・吃音・声が出ないなどといった症状を抑止、軽減するのです。

社交不安障害(社交不安症)の症状

過緊張・筋緊張・不安・動悸・発汗・赤面・ふるえ・めまい・口の乾き・息苦しさ・下痢・吐き気・腹痛・尿意頻回・吃音・声が出ない など

社交不安障害(社交不安症)の原因

気質的要因・環境的要因・遺伝的要因・生理学的要因・ストレス など

社交不安障害(社交不安症)の検査

問診・DSM-5診断・ICD-10診断・除外診断検査 など

社交不安障害(社交不安症)の治療

薬物療法・心理療法・認知行動療法・鍼灸治療 など